週末はgaby目的の方々を中心に多くのご来店をいただきましてありがとうございました。
今回のgabyはバングルに人気が集中しています。
4連、3連は完売しましたが2連でしたらもう少し在庫がありますのでお探しの方がいらっしゃいましたらお急ぎください。その他のリング、ペンダントヘッド、ネックレス、ヘアピンも数点在庫があります。
皆さんもご承知だと思いますが、デザイナーは高齢のため今後の制作活動が微妙です。
今回の入荷が最後にならないように交渉はしますが…
さて今日はジュエリーつながりでこちらを。
先月のパリ出張で見つけたトゥアレグ族のアフリカンジュエリー。
手持ちで持って帰ってきた分は殆どが完売していましたが、オーダーしていた分が届きました。
トゥアレグ族とは、アルジェリア・ニジェール・マリの砂漠地帯を中心に周辺諸国にも居住するベルベル系ラクダ遊牧民。
「サハラの青い貴族」として、神秘的な青い衣をまとい、かつて広大なサハラに君臨したトゥアレグ族は各氏族ごとに独自のモチーフを持っており、美しいアクセサリーの製作者として世界にも知られています。
その洗練されたデザインと繊細な技巧は、エルメスがデザインに取り入れたこともあります。
トゥアレグは金製品を好まず、金を身に着けることは忌まれています。かわりに銀を珍重しシルバーアクセサリーの製作が発展していきます。
その表面に刻まれている美しい文様は、それぞれ意味があり、事物、物語、寓意などを象徴しています。
特に父から子へと代々受け継がれてきたアクセサリーには、家族の歴史などが文様として刻まれていることもあります。
今回の入荷は、前回人気だった元々彼らがカレンダーとして使用していたとされる7連リングをはじめ、黒檀や石付きのリングやブレスレットや中にはブックマークまで届きました。
トゥアレグのアクセサリーは元来多かれ少なかれまじない的な要素を持つものであり、魔除け、蛇除け、砂漠で道に迷わないためのお守り、など呪術的意味が込められているものも少なくありません。
アフリカの自然の中を生き抜く上での意味やストーリーがそこには存在します。