久しぶりの更新になりましたが、本日はinformationから。
先日の緊急事態宣言解除でとりあえずホッとされた方も多いのではないでしょうか。
今月すでにご来店いただいている方はお分かりだと思いますが、Vase tokyo.では今後エントランスにて靴を脱いで入店していただくように変更いたしました。少々ご面倒だと思いますが皆さまのご協力をよろしくお願いします。
ご来店いただける方々の為に安心、安全で居心地の良い空間作りにより一層努めていきたいと思います。
さて今日はそんな店内の床にdisplayして皆さまをお迎えしております商品を紹介したいと思います。
コロナ前に出張に向かいましたマラケシュにて仕入れしてきましたモロッコラグ。
初のアフリカ大陸のイスラム圏への出張ということもあり気分はかなり高揚しました。
パリから向かいましたが、機内から見える風景はしばらく砂漠のみ。
リヤドに宿泊しましたが、かなりの路地裏の宿なため途中は迷路みたいな小道を進みます。
マラケシュのリヤドは、殆どが外国人、特にヨーロッパのお金持ちの経営する宿がほとんどらしく、雰囲気はすごく素敵です。
今回の宿泊先のオーナーのニコラも、やはり同じくベルギーの建築家らしくセンスがかなり良い人でした。全身ピンクの出で立ちだし。
マラケシュといえばあのイヴサンローランもこよなく愛した街。
彼が作った庭園やお墓も存在します。
話がそれましたが本来の目的のラグの話にもどります。
ラグと言えばキリムやペルシャも良いですが、もう少しマニアックな魅力のモロッコラグの中でも最近はベニワレンラグが日本では人気なので良く目にする方も多いと思います。
そんな人気のベニワレンラグには目もくれず、向かったのはマラケシュの中でもトップレベルのラグショップ。
ここには、まず日本では目にすることの無いカクタスシルクで織られたブジャドラグが存在します。
ブジャド村では、伝統的にウール素材を手織りで織られているラグが存在しますが、今回の目的はカクタスシルクで織られた未だ目にしたことのないラグ探し。
カクタスシルクとは、現地ではこの素材のことをシルクと呼ぶくらいシルクに似た繊維で、サボテンの繊維から作られており毛足が長く、発色の良さが特徴です。
日本ではほぼ流通しておらずモロッコ国内でほぼ消費されているそうです。
それもそのはず、このラグショップのオーナーが別注にてブジャドの職人に製作させているのだとか。
平均して1枚の製作に約2ヶ月がかかるのと入荷してもすぐ完売するラグのため、滅多にお目にかかれない幻のラグなのです。
今回はそのシルクラグを幸運にも3枚仕入れることができました。
boujaad silk rug A
http://vasenakameguro.shop-pro.jp/?pid=150766052
boujaad silk rug B
http://vasenakameguro.shop-pro.jp/?pid=150766068
boujaad silk rug C
sold
今回のコロナの影響で、ご自宅のインテリアを見直す良いきっかけになった方も多いはず。
Vase tokyo.では引き続きこのシルクラグをカラー、サイズを指定して別注にて製作してもらっています。
今後の入荷もご期待ください。
次回はまた別のラグをご紹介します。