いよいよW杯が始まりましたね。
皆さんも朝早くから観戦されていることでしょう。
色々なショップがW杯やブラジルをテーマにしたイベントを開催されているみたいですね。
そんな中, 明日6/14日(土)からVaseギャラリー baraque では周りとは一線を画したイベント ” African art 展 ” を開催します。
このイベントのメインとなるのは、クバ族によるラフィアとよばれるヤシ科の植物を手で織って作られた布です。
聞き慣れないクバ族とは、中央アフリカコンゴ共和国(旧ザイール)のほぼ中央に位置するカサイ川とサンクル川に挟まれた逆三角形の土地にすむ人々。
クバ族はラフィアヤシの若芽を裂いて柔らかくし糸にして布を織り、この布に様々な技法を用いて美しいデザインを施しています。
その無限に広がるバリエーションは「魂の布」と称せられるほど芸術性が高く、19世紀にヨーロッパに紹介されパリやジュネーヴでブレイクしました。
ピカソやクレー、マチスなどのアーティストに多大な影響をあたえたと言われています。
柄は様々で自然界の植物、動物や生活の中の全てがモチーフです。
文様は下書きをせずに自由に描き進められます。布全体を刺繍で覆うため、一枚の布ができあがるには長い日数がかかります。
途中で気分が変わり、モチーフが変化したり、まったく違うパターンになることもあります。
また刺繍用の糸もあらかじめ全部染めるわけではないので、色も微妙に変化することがあります
草ビロードの文様はある規則性を持っていながら、そのおおらかさが私たちを魅了します。
今回Vaseでは、このプリミティブアフリカンアートをすべて額装し販売します。
部屋のインテリアに是非!
もちろん全て1点ものです。
このクバ族のアートを彩る多くの動物たちも南アフリカから今回のイベントに参加します。
フェアトレードによる南アフリカのアーティストによるハンドメイドのビーズワークです。
大小様々な動物たちが皆さんを迎えてくれます。
陶芸家バーバラ・ジャクソン、シャーリー・フィンツ、マタペロ・ンガカにより2000年に発足した経済支援とHIV支援のためのプロジェクトの『MONKEYBIZ』。
バーバラの自己資金で大量のビーズを購入し、仕事のない現地の女性にビーズワークを教育、生産体制を整え、現在では450名の民間女性たちがアーティストとなり、ビーズ作品を作成、経済自立を目指しています。
モンキービズに参加するアーティスト達は、『MONKEYBIZ CLINIC』でHIV診療、カウンセリング、食事の供給など様々なことが受けられる他、ビーズ作品を作る事により住居を持つ事ができ、子供に教育を受けさせることが可能になるなど、生活に安定が生まれてきています。
乾いた砂と空気。どこかに懐かしさがあるアフリカンアートは人間のルーツを垣間みることができるものではないでしょうか。
AFRICAN ART展 6/14(土)START
Vase
03-5458-0337
info@vasenakameguro.com
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