しばらくアフリカものの紹介が続いていますが、今日もこちらを。
今週6/26(金)に、アフリカ南部 ジンバブエ トンガ族 と 西アフリカ コートジボワールのセヌフォ族のスツールが入荷します。
持ち運び用の椅子として作られた、トンガ族とセヌフォ族の生活に寄り添ったスツールは、一本の木をくり抜き作られています。
質感や木目の美しさがダイナミックで存在感のある逸品です。
作りの大胆さと機能面との調和、バランス感覚は独特の雰囲気は、あらゆる生活の場で道具として使われていたからこその味わいや美しさがあります。
伝統的に家の家長だけが所有することが出来、スツールが自分の場所となります。
感性で作られた一つとして同じものがないデザインでありながら、持ち運びやすい形状に作られているの生活に根ざした実用的なスツール。
今回Vase tokyo.には、その1点もののプリミティブアートのスツールが数多く並びます。
部族は違ど、同じアフリカの民族からヒントを得たお馴染みこちら。
シャルロット・ペリアンの「ベルジェ スツール」は、羊飼い(=ベルジェ)が乳搾りをするときの椅子から着想を得たもの。
数年前にパリのサンジェルマンにあるギャラリー《DOWNTOWN》でのペリアン展では、100万を超えるベルジェスツールが所狭しと並んでおり、その全てが完売していましたのを覚えています。
彼女もそんなアフリカの部族に魅了され、このベルジェスツールが生まれたのでしょう。
そんなペリアンのヴィンテージには手が出ませんが、今回ご紹介するトンガとセヌフォのスツールは全てがヴィンテージの1点ものです。
早い者勝ちです。
僕は玄関で靴を履くための椅子として使用していますが、サイドテーブルとして使ったり、リビングや和室のオブジェとして、さまざまなご使用におすすめです。
※現地で生活に寄り添っていた傷や修復跡などがあります。
味わい深い艶やひび割れもこのスツールの魅力、味わいとしてぜひお楽しみください。